【はじめに】
みなさんこんにちは!
Aimhighストレッチ高崎店です。
今回はこの投稿に興味関心を持っていただき、開いてくださりありがとうございます。
この記事は前回の続編となりますので、ご覧になられていない方はそちらから読んでいただくと話がスムーズになります。
リンクを貼っておきますね!
☆歩行Part1まだ見ていない方はこちらからどうぞ☆
今回は3つのロッカー機能のうち残りの2つについて解説していきます!
・ヒールロッカー ←前回
・アンクルロッカー ←ココ
・フォアフットロッカー ←ココ
【アンクルロッカーの役割】
アンクルとはおじさん、、ではなく『足首、くるぶし』の意味です!笑
アンクル違い!おじさんはUncle、足首はAnkleです。ちょっとした豆知識でした。笑笑
話を戻します!!
アンクルロッカーとは、足関節を中心として重心が前に回転していく時期なんです!
踵接地が終わって足首が軸になると脛の骨や腿の骨が垂直になるシーンがきます。
イメージで言うと片脚立ちです。
そこから歩くためには前方に移動しなくてはいけないのですが、そのまま重力に従って脛の骨が倒れてしまうと、、
膝がガクッと折れてしまいます。
そうならないためにふくらはぎの筋肉(ヒラメ筋)でブレーキをかけます。
つまり、歩行を前に進める力を出すために、「重心を上げるアクセルや、前に進む力が強くなりすぎないための制御をしてくれる」と言うとこになります。
アンクルロッカーで大切なことは『足に対してしっかり脛の骨が倒れること』になります。
足首の関節ではここで最低でも背屈10°は必要になります。
後々説明しますが、ふくらはぎが硬くて足関節が背屈しない!と言う方はその角度を改善することが必要になります。
【フォアフットロッカーの役割】
フォアは前、フットは足なので足部の前の方で行われる機能になります。
歩行の立脚相もいよいよ終盤になってきました。
3つの回転軸の最後は足の指の関節(MP関節)になります。
アンクルロッカーで最も高い位置にあった重心は、この相でまた下降して行きます。
ここで重要なのは反対の足は遊脚相で足が浮いている状況です。その足を前方に運び、また踵接地をするための時間を稼がなくてはなりません。
前相のアンクル軸では前方に回転していくに従って、どんどん重心が下降していってしまいます。
ではどうするか、、神は考えました👼
そうか!MP関節を使えばいいのか!と。
みなさんも蹴り出しや爪先立ちの経験から、足首より指の関節を使った方が重心を高く上げられることは想像できるかと思います。
石を低く投げたら距離は伸びないけど、高めに投げれば飛距離は伸びるよね!と言うことと同じです。
要は軌道修正です。
そのおかげで歩幅が大きくできたりと、コントロールされているのです。
ここの相では腓腹筋の働きが重要になります。
従って腓腹筋の筋力が低下すると、歩幅を調節することが困難になると言うことです。
実はフォアフットロッカーの機能はこれだけではありません。
そのもう1つの機能は、『重心移動のコントロール』です。
簡単に言うと歩く時の行き先を決めてくれる役割ですね。
これは私の体験談で全員かならず経験があるとは言い切れないものなのですが、、
スポーツをするときにボールを投げる動きだったり、滑る方向であったりそう言う動作をするときに『つま先を目的の方向に向けなさい』と言われたことはありませんか?
「体はつま先が向いて言う方向に行くのだからそれをしないと威力が出ないよ!」などなど。
部活やスポーツをしていたことがある人なら聞いたことがあるかもしれませんね。
話を戻しますと、足首は曲げるか伸ばすかの1方向の運動しか起こらないのに対しMP関節では、、
『親指の腹側で蹴れば内側に、小指の外側で蹴れば外側に舵を取ることができる』のです!!
高齢者が方向転換時に転倒すると言うことは聞いたとこある、または、ご家族や近所の方で経験したことがある方も多いのではないでしょうか?
もうここまで説明を聞けば大体想像できるかと思いますが、高齢者はこのフォアフットロッカーがうまく機能していないことが多く、自由に舵取りができないため転倒してしまうと言うことです。
つまり、、
身体の進みたい方向と足のロッカーの方向が一致していないと言うことです。
【3つのロッカー機能を知った上でのまとめ】
みなさまここまで歩行にとって超重要である3つのロッカー機能に解説、前編後編とお疲れ様でした!
少しそれぞれを振り返りながらまとめていこうかと思います。
まず『ヒールロッカー』です。
踵接地のタイミングでした。
重心が一気に下降してきた衝撃を受け止め、力を前に流す大切な相でしたね。衝撃を受け止めるために多くの筋肉が動員されるため、関節が動かせない状態になってしまうため、関節以外の踵の丸い形状を用るところがポイントでした。
ここがうまくできないとその後のアンクル、フォアフットロッカー機能が働かないため、その時点で正しい歩行ではないと言うことでした。
今回2つのロッカー機能の説明を聞いたことでより踵接地の重要さに気がつけたのではないでしょうか?
次に『アンクルロッカー』です。
重心を高くに上げて、下降する際の勢いを調節する相でした。
衝撃を吸収する必要がなくなったので、足関節を使って真っ直ぐ進行方向に力を伝えてくれるのに重要です。
最後に『フォアフットロッカー』です。
この時期は反対の浮いている脚をまた踵接地するための距離を稼ぐことと、力の方向を調節する相でしたね!
足関節のみだとどんどん重心は下降してしまいますが、MP関節を使うことで重心を高く遠くに持っていくことができ、距離を伸ばすことが可能になっていました。
また、指なので方向の自由があるためにどの方向に重心を運ぶかを決められます。
といったようにどの相をとってもおそろかにできない大切な機能になります。
この3つの機能が大切だからこそ、働かせるための第一ステップとして「踵から接地して歩きましょう!」と言われるのですね!
【ストレッチ/ピラティスとの関わり】
『ストレッチ』
今回の内容でも登場しましたが「腓腹筋」、「ヒラメ筋」このふくらはぎの筋肉がパツパツになっている方が多いです。
歩行には足関節の可動域で背屈10°は必要になるため、柔らかくしなくてはいけません。
もちろん骨盤の位置、上半身の位置の乱れによって足首が硬くなっている可能性もありますが、まずはストレッチをして動かせる状況に持っていくことが大切になります。
『ピラティス』
ピラティスでは姿勢を正す事によって足首を固める必要にあった環境を修正して行きます。
ふくらはぎが硬くなるのには理由があります。
腰を反っていたり、骨盤を前に突き出している状況では本来の身体の機能が働かないため、動いてほしい股関節や足関節を固めてしまうのです。
その状態を解除していくことで各関節の負担を減らして行きます。
【おわりに】
今回もブログを読んでいただきありがとうございました!
前編、後編と歩行のロッカー機能について解説させていただきましたが、内容はやはり他の記事と比べて難しくなってしまったかなと思います。
何度も読み直してみなさんの歩行ライフに役立ててください♪
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