【はじめに】
一時期大流行した筋膜リリースローラー。
多くの人が一度は手に取ったことがあると思います。
一度は試してみたい・試したことがある話題の『筋膜リリースローラー』について話題を進めていこうと思います!
【さっそく結論!】
『筋膜リリースローラーだけで不調改善は難しい』
えぇ!?と驚かれた方もいると思います。
しかし、今後の説明をよく聞いてください。
筋膜リリースローラーのみでは難しいというお話です。
そのリリースに意味がないと言っているわけではありません。
【筋膜リリースローラーで得られるメリット】
『動きが滑らかになる』
筋膜が固まっていると筋肉同士の動きや滑走性に制限が出ます。そうなることで筋肉が硬くなり、肩こりや腰痛に繋がるパターンがあります。
ですので、筋膜が硬くなっているところを取り除くことによってコリや痛みの改善になり、体を動かすのが楽になります。
『疲労が溜まりにくくなる』
腰や背中、脇の下あたりをリリースすると背中の筋膜の塊の部分(胸腰筋膜)や広背筋が緩み、背中の張りや背骨が動かしやすくなります。
背骨の動きが出ると自律神経の「交感神経」が抑えられ、リラックス神経の「副交感神経」が活動しやすくなります。
睡眠の質がアップ
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日中の活動がより向上
というような好循環を作ることが可能になります。
・寝つきが悪い
・寝ても疲れがなかなか取れない
・すぐにイライラしてしまう など
神経が興奮する系統でお悩みの方は、背骨の動きが悪い可能性がありますのでリリースがおすすめになります。
『ストレッチ効率がアップする』
筋肉に限らず、硬いところより柔らかいところの方が伸びます。
少し汚い話にはなりますが、、
靴の裏にガムがくっついてしまった経験は多くの人があると思います。
そのガムを取ろうとした時、簡単に伸びる部分と硬くてなかなか伸びない部分があります。
筋肉も同じで硬い部分は伸びにくくなっています。そこを筋膜リリースローラーで動きを良くすることで、ストレッチの効率を高めることができます。
肩こりが気になる人はこちらのブログもあわせてご覧ください。
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【なぜ筋膜リリースだけでは足りないのか】
筋膜リリースだけでは足りない理由、それは「なぜ」そうなってしまったかを考えられていないからです。
筋膜をいくら解放したところで、硬くなってしまう理由を考えなければイタチごっこで終わってしまいます。
座っている姿勢から来るのであれば、その姿勢を改善するための運動を学習する必要があります。また、環境整備もとても大切な要素になってきます。
低い椅子に座っていると骨盤を倒すような姿勢を取らざるを得ません。
大体股関節の角度が約70°になるように調節をすると良いです。
また、ランバーサポートのように腰にクッションを入れて骨盤が倒れにくいような状況を作ることも1つの手段になります。
1つ注意点があり、硬いからほぐすという安直な考えでほぐしてしまうと余計に硬くすることになりかねません。
そのパターンの解説をすると
硬くしないと立てないような状況になっているパターンです。一定部分を硬くすることで柱のような役割をしている部分をほぐしたら柱が崩れることがわかりますよね。そのままの状態だと、やわらかくなった場所をさらに強い力で固めなくてはいけなくなります。
ではどうしたら良いか。。
やわらかくした後、働くべき場所を使えるような運動をすることです。
働くべき場所が働かないから代わりに、硬くしています。
このように筋膜リリースローラーだけでは根本的な解決にならないことが多いです。
【スポーツをする人の場合】
スポーツは競技によって特徴があります。どんなに体の使い方が上手い人でも、スポーツ特性でどうしても負荷がかかり続ける部位が存在します。
そこが硬くなってそのまま放置していると関節の痛みや変形に繋がります。
ですので、スポーツをする人や筋トレを趣味にしており、一定部位に負荷がかかり続けるような人は筋膜リリースローラーは有効です。
【終わりに】
筋膜リリースローラーは魅力的なアイテムです。使い方は人それぞれで、有効活用するのも自分自身です。定期的にリリースをかけることはセルフケアとしては良いと思います。慣れてきたらほぐして終わりにするのではなく、運動と合わせてより良い効果を出すための考えにシフトしていけるといいですね!
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