腸腰筋とは股関節の前側についています。
背骨や骨盤、大腿骨に付着するため、股関節を屈曲させる主動作筋肉です。
さらに大腿骨を前側から支えてくれたり、股関節の安定化の役割もあります。
しかし、腸腰筋が働かないと背骨からついているため、腰痛や反り腰などに関連してきてしまいます。
そのような腸腰筋が使えていない人の特徴をいくつかあげます。
【腸腰筋が使えていない人の特徴】
・前ももが張る
・ももの外側がとても硬い
・ハムストリングスが硬い
ではなぜこれらのことがると腸腰筋が使えないのか?
簡単に述べていきます。
『前ももが張る』
これが当てはまる人は反り腰だと感じる人が多いのではないでしょうか?
反り腰だと骨盤が前傾し、大腿骨との距離が近くなるため腸腰筋は短縮・弱化します。
それを補う形で使用するのが前ももになります。
前ももの筋肉は膝を伸ばす役割の他に、股関節を屈曲させる働きがあります。
そのため、もものハリが強いという方は腸腰筋が使えていないということになります。
『ももの外側がとても硬い』
ももの外側は大腿筋膜張筋という筋肉があり、そこから繋がっている腸脛靭帯も同様に硬くなります。
大腿筋膜張筋は前記した前ももと同様に股関節を曲げる作用があります。
そのため腸腰筋の補助を前ももと一緒にしているため、腸腰筋が働かない特徴の一つです。
さらに股関節を外側から支える働きもあります。
骨盤が前傾している場合だと、外側を支えてくれるお尻の筋肉が働きにくくなるため、大腿筋膜張筋が頑張って硬くなってしまっています。
『ハムストリングスが硬い』
腸腰筋は骨盤を前傾に引っ張ります。
対する筋肉は
ハムストリングスです。この筋肉は骨盤を後傾方向に引っ張ります。
この二つがバランスよく、協調的に働いているから骨盤は前後のバランスが整います。
つまり、ハムストリングスが硬くて骨盤を後傾に引き寄せてしまっていたら、腸腰筋は働きにくくなります。
逆もしかり、腸腰筋が硬くなっていればハムストリングスの機能も低下します。
両方のバランスが非常に大切です。
いかがでしたか?当てはまっていたりマズイなと感じた方はAimhighへ!
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